夏季休暇が終わり初日。テンションも低く、暑くて元々イラついてはいた。
細い通路を歩いていると、後ろから「すみません」と聞こえた。ソレなりに早歩きしていたが、無理やり追い抜かれ、脳が混乱した。あと数秒もすれば広い通路到達するのに、なぜ狭くて危ないタイミングで無理に追い抜こうとするのか、意味がわからなかった。百歩譲ってソコは許そう。
追い抜いた後、ソイツが振り返ってこちらを何度も見てきやがった。そんなに人通りは多くないので、ワタシの後ろに人はいなかったと思う。ソイツはコチラを振り返りながら、店舗前のディスプレイを見るために止まった。ディスプレイ見ながら、まだこちらをチラチラ見てきやがる。不自然で露骨すぎてイラっときたので、ワタシは「なんでしょうか?」的な感じでソイツに話かけた。ケンカ腰にならないように気をつけたつもりだが、イラつきは伝わったかも知れない。すると、ソイツは目をそらして何も答えず、シカトこきやがった。ワタシはソレ以上追求せず、通り過ぎて、最後に振り返ったらまたコチラを見ているのがわかった。すんげー頭にきたが、追求するのも面倒だったので、スルーした。
女のワタシに追求されて、言い返すことすらできないチキンなら、最初からジロジロ見てくんなよ。。。マジで一体アイツは何考えているのか、さっぱりわからない。
もはやワタシに正解を知る術もなくモヤっとしている。完全に迷宮入りだ。あのクソ野郎のせいで、この先ずっとこのナゾを抱えていかなければならないかと思うと腹が立つ。ヤツが答えるまで追求すればよかったのだろうか。いや、あのまま追求していたらワタシは手が出てしまったかもしれない。スルーが正解だ。
そのイカれた奴は20〜30代のメガネ、色白で内向的な印象の男。見た目は割と普通。知的障害でもなさそうだし、歩き方が若干おかしい気もしたが、ワタシを普通に追い抜いていったから足が不自由というわけではないだろう。最初にすみませんと喋っていたし、話しかけて目を背けたので、話せるし、聞き取れているだろう。
一体アイツはなんだったのだろうか。人をジロジロ見るってのは、ケンカ売っているとしか思えない。何かがおかしいヤツには間違いないが、ワタシの人生の中で一番不可解な奴だ。外見・言動が明らかにおかしいヤツにはソコソコ出くわすことはあったが、見た目・外観が普通で行動が異様すぎるのは初パターンだ。
一体なぜワタシを露骨にジロジロ見てきたのか。初見でここまでイラつかせるやつは初だ。永久にこのナゾは解けないだろう。
もしまた奴に出くわしたとしたら、ワタシは手が出てしまうかも知れない。あのおかしなヤツのせいで自分の人生壊したくないので、次回もスルーできるよう頑張りたい。
以上。